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海外向けYoutubeの設定|海外視聴者に届けるために有効な設定を紹介

タイトル

海外視聴者へのリーチを拡大するためには、YouTubeが提供する多言語対応機能を戦略的に活用することが不可欠です。
単に動画をアップロードするだけでは、言語の異なるユーザーに発見され、視聴してもらうことは困難です。
ここでは、チャンネル設定から動画個別の設定まで、具体的なステップを見ていきましょう。

 

【目次】

  1. チャンネルの顔!チャンネル名・概要欄の多言語設定方法
  2. 動画タイトル・説明文の多言語設定・字幕・翻訳の効果的な設定方法
  3. 字幕・翻訳の手動入力と自動翻訳の使い分け
  4. 多言語オーディオ機能の設定
  5. YouTubeアルゴリズムに伝える!動画の言語・地域設定
  6. チャンネルの「国/地域」設定の影響は?
  7. まとめ

 

チャンネルの顔!チャンネル名・概要欄の多言語設定方法

Youtube海外向けの設定

チャンネル名と概要欄は、視聴者があなたのチャンネルを最初に認識する「顔」であり、検索結果にも影響を与える重要な要素です。
これらを多言語対応させることで、海外ユーザーがあなたのチャンネルを発見しやすくなり、第一印象も向上します。
まずは設定方法を解説します。
    1. YouTube Studioにログインし、左側のメニューから「カスタマイズ」を選択します。
      カスタマイズをクリック
    2. 「プロフィール」タブをクリックし、「説明」セクションの下部にある「言語を追加」をクリックします。
      「言語を追加」を押す
    3. 「元の言語」選択後、「翻訳する言語」で、ターゲットとする言語を選びます。
      「元の言語」と「翻訳後の言語」を選択
    4. 翻訳後のチャンネル名を記入して「完了」を押しましょう。
      翻訳後のチャンネル名を入力
    5. 「公開」を押して設定を保存します。
      「公開」を押す
設定の際は以下のポイントを意識しましょう。
    • 単なる直訳ではなく、ターゲット言語の文化やニュアンスを考慮した自然な表現をする
    • 概要欄には、チャンネルのテーマや主要なコンテンツ内容が伝わるキーワードを盛り込むと、SEO効果も期待できる
    • まずは主要なターゲット言語(例:英語)から設定を始め、徐々に対応言語を増やしていくのがおすすめ

       

動画タイトル・説明文の多言語設定・字幕・翻訳の効果的な設定方法

個々の動画が海外で検索され、クリックされるためには、動画タイトルと説明文の多言語化・字幕の設定が極めて重要です。
視聴者は自分の言語で検索するため、タイトルや説明文が翻訳されていることで、検索結果への表示確率が格段に上がります。

また、字幕があれば、音声が理解できない視聴者も内容を理解でき、エンゲージメント(視聴維持率、高評価、コメントなど)の向上が期待できます。

YouTubeは字幕のテキスト情報もインデックスするため、SEOの観点からも非常に重要です。
くわしくはこちら≫YouTubeの動画を海外向けに配信する方法とは?その設定方法を詳しく解説!で解説していますので、ぜひご覧ください。

字幕・翻訳の手動入力と自動翻訳の使い分け

字幕や翻訳は手動で入力する方法と自動翻訳を利用する方法があります。
それぞれのメリット・デメリットを把握し、最適な方法を選びましょう。


手動入力のメリット・デメリット

【メリット】
    • 非常に正確
    • 専門用語や固有名詞、ニュアンスを正確に伝えられる
    • ブランドイメージを重視する場合に最適
【デメリット】 
    • 時間と手間がかかる
    • 言語ごとに専門知識が必要となる
【使い分け】
主要なターゲット言語、専門性の高いコンテンツ、ブランドイメージに関わる重要な動画には手動入力やプロへの依頼がおすすめ

 

自動翻訳のメリット・デメリット

【メリット】
    • 手軽で迅速
    • 多言語に一気に対応できる可能性がある
    • YouTubeの機能であるため、費用がかからない
【デメリット】
    • 翻訳精度が不十分な場合がある
    • 特に話し言葉や専門用語、ユーモアなどは誤訳されやすい
【使い分け】
幅広い言語に「まずは対応する」という目的や、予算やリソースが限られる場合に有効です。
ただし、公開前に必ず内容を確認し、必要に応じて修正することが強くおすすめします。
特に主要言語については、自動翻訳をベースに手動で修正を加えるのが現実的です。

AIによる自動翻訳

近年、AI技術の進化により自動翻訳の精度が向上しています。
従来の機械翻訳よりも文脈を理解し、より自然な翻訳が可能になってきています。
AI翻訳ツールやサービスを活用することで、手動翻訳の手間を削減しつつ、従来の自動翻訳よりも質の高い字幕を効率的に作成できる可能性があります。
ただし、AIは完璧ではありません。最終的なチェックと修正は必ず行うようにしましょう。
AIによる自動翻訳についてはこちら≫YouTubeがAIによる自動翻訳吹き替え機能を発表でも紹介しています。

 

 

多言語オーディオ機能の設定

字幕だけでなく、視聴者が母国語の「音声」で動画を楽しめるようにするのが「多言語オーディオ(吹き替え)」機能です。
特に、映像コンテンツやエンタメ系の動画では、吹き替え音声があることで、より没入感のある視聴体験を提供できます。
プロの声優に依頼する方法と、AI音声合成を利用する方法がありますのでコンテンツの性質や予算に応じて選択しましょう。
多言語オーディオは、視聴体験を大幅に向上させる可能性がありますが、制作コストがかかるため費用対効果を考慮して導入を検討する必要があります。
くわしくはこちら≫YouTubeの多言語オーディオ機能とは?確認方法を分かりやすく解説!で紹介をしているので、ご覧ください。

 

 

YouTubeアルゴリズムに伝える!動画の言語・地域設定

YouTubeアルゴリズムが、動画を適切な視聴者に推奨するためには「この動画は何語で、どの地域の視聴者向けなのか」という情報を正しく伝えることが重要です。

 

動画の言語設定は以下の手順で設定できます。
これは、動画内で主に話されている言語を設定する項目です。
    1. YouTube Studioの「コンテンツ」から該当動画の「詳細」を開く
      該当の動画の「詳細」を開く
    2. 下にスクロールし、「すべて表示」をクリック
      「すべて表示」をクリック
    3. 言語とキャプションの認定」セクションにある「動画の言語」で、動画内で話されている主要言語を選択
      主要言語の設定を行う

チャンネルの「国/地域」設定の影響は?

チャンネルの「国/地域」設定の影響

チャンネル設定の「基本情報」にある「国/地域」設定は、主に以下の点に影響します。
    • YouTubeパートナープログラム(YPP)の資格: 収益化の条件や利用可能な機能が国によって異なるため。
    • アナリティクスの集計: デフォルトの地域として表示される場合がある。
    • クリエイター支援プログラムなど: 特定地域向けのプログラムへの参加資格。 
重要なのは、この設定が「あなたの動画が表示される地域を制限するものではない」という点です。

日本に設定していても、タイトル、説明文、字幕、動画言語などの設定が適切であれば、海外の視聴者にも動画は推奨されます。
したがって、海外展開において最も重要なのは、これまで解説してきた

コンテンツレベルでの多言語対応動画の言語設定です。
チャンネルの「国/地域」は活動拠点のある国を設定しておけば問題ありません。

 

 

まとめ

YouTubeで海外視聴者へのリーチを拡大するには、単に動画を投稿するだけでは不十分です。
チャンネルの多言語化・字幕設定・翻訳・吹き替え・言語設定など、多岐にわたる施策を戦略的に活用することが重要です。
特に以下のポイントを押さえることで、検索されやすく、視聴されやすくなります。
    • チャンネル名・概要欄の多言語設定:海外ユーザーにも伝わる第一印象を整える
    • 動画タイトル・説明文・字幕の多言語化:検索結果への表示率&視聴維持率アップ
    • 自動翻訳と手動翻訳の併用:効率と品質を両立する方法を選ぶ
    • AI翻訳・吹き替え技術の活用:省力化しながら高品質な対応も可能に
    • 動画と言語・地域の設定:アルゴリズムに正確に意図を伝えるための基本設定
これらの施策を段階的に取り入れることで、海外からのアクセスが確実に増え、チャンネルの可能性を世界規模に広げることができます。
多言語対応は一朝一夕ではありませんが、最初の一歩を踏み出すことが最大の成果に繋がります。
グローバルな視点を持ち、戦略的に展開していきましょう!

海外向けYoutube配信についてはこちら海外向けYouTubeチャンネルの始め方|世界で視聴者を増やす戦略とノウハウで解説をしていますので、あわせてご覧ください。

 

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