YouTubeは、YouTubeパートナープログラムに参加している「数十万のチャンネル」にAI自動吹き替え機能の提供を拡大しました。
現在、この機能は料理や裁縫などの情報提供や教育系コンテンツを対象としており、今後は他の種類のコンテンツにも拡大される予定です。
この自動吹き替えツールは、2023年6月にVidconで初めて発表され、当初は一部のクリエイターのみを対象にテストされていました。
Googleの「Gemini」技術を活用して、翻訳された音声トラックを自動生成し、世界中の視聴者がより幅広いコンテンツを理解しやすくすることを目指しています。
動画がアップロードされると、YouTubeは自動的に言語を検出し、以下の言語で吹き替え版を作成します。
- 英語
- フランス語
- ドイツ語
- ヒンディー語
- インドネシア語
- イタリア語
- 日本語
- ポルトガル語
- スペイン語
元の動画が英語の場合は上記の言語で吹き替えられ、非英語の動画の場合は英語の吹き替えのみが作成されます。
※日本語の動画の場合は、英語のみに自動で吹き替えが行われます。
クリエイターは、吹き替え動画を公開前にプレビューしたり、公開の取り消しや削除が可能です。
現在の吹き替え音声はやや不自然に聞こえる可能性がありますが、YouTubeは「音調や感情、周囲の雰囲気」まで再現できるよう、今後のアップデートで改善を予定しています。
同社は、この技術はまだ発展途上であり、翻訳の精度が完全ではない可能性があることを認めつつ、より正確なパフォーマンスを目指して改良を続けていると述べています。
YouTube吹き替えのメリットはこちら≫YouTubeの多言語吹き替えとは?吹き替えを行うメリットを徹底解説!で解説をしていますので、あわせてご覧ください。